創業者 石川政次郎(1代目社長)は琉球王朝時代に酒造りが認められた地域(首里3箇)に育ち酒造りの技術を身につけ奄美大島や石垣島にも技術指導に出向いた。昭和10年、縁あって台湾に渡り、専売局で酒造りに携わる。終戦後、沖縄に帰省。その後、昭和21年に設立された沖縄民生府財政部が直接運営する5ヶ所の酒造元のうち首里酒造所に勤務。昭和24年各酒造所が民営化された際、首里寒川町にて石川酒造場を興す。昭和47年8月現社長石川信夫が2代目に就任。平成2年10月に西原町に移転し、平成5年に株式会社石川酒造場として商号を変更し現在に至る。県内では唯一、昔ながらの甕仕込み製法を採用し一石甕を使い、職人の技術と手間隙をかけて仕込みを行っている。こうした伝統的な泡盛造りにこだわる一方で、泡盛を蒸留した後に残る酒粕から得られるもろみ酢の商品化にも成功。平成15年には国際規格ISO9001を取得し、衛生管理などにも万全の体制を敷く。石川酒造場では『甕』にこだわり続けてきました。第二次世界大戦後、1度だけ肥前より買い付け、その後廃業する酒屋に行っては甕を分けてもらい、発酵・貯蔵に足る甕を確保しました。甕仕込みは多くの工程に手間がかかるため多くの酒造所ではステンレスタンクにとって代わられていますが、石川酒造場では現在でも『甕』で仕込み、蒸留直後の新酒を貯蔵するのに『甕』を使用しております。
飲みごたえ抜群で、度数香り・味共に古酒香や甘みしっかり。名前の通り甕仕込み製法で造られ、手間隙かけて造った、100%5年古酒です。沖縄の泡盛蔵元の中でも当社は甕仕込み製法にこだわり、伝統を継承し続けています。5年間熟成させた泡盛は、古酒香(甘い古酒らしい香り)が漂う本格的古酒の味わいです。さらにあと5年瓶で貯蔵させれば、手軽にお安く簡単に10年古酒に熟成させることができます。贈り物にもおすすめの泡盛です。
1つのもろみ甕(1石)から43度の1升ビンは36本ほどしか造れません。 1回の造りに20甕使用しますが、甕の洗浄・準備・攪拌など20回行わなければならず、決して効率が良いわけではありません。それなのに手間隙かけて造る理由。それはこの甕でなければ造り出せない味にあります。甕ならではの複雑さは 味に奥深さを、香りに力強さを与えてくれる。原料は どのメーカーもほとんど変わりません。でも使う道具はすべて同じではない。道具が違うだけで味が変わります。30年以上(古いものでは60年以上)使い続けてきた甕だからこそ造り出せる味なのです。この違いは古酒にするほど大きな影響を与えます味の複雑さはさらにまろやかに深みのあるコクを造りだし、甘く古酒香漂う香りを醸し出します。甕仕込み製法で造り、熟成させたこだわりの『甕仕込5年古酒』は石川酒造場のこだわりが造りだした逸品です。
お蔵元 | 産地 | 原料 | 麹 | 仕込み |
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石川酒造場 | 沖縄県那覇市 | 米麹(タイ産米) | 米麹 | もろみ甕 |
貯蔵 | アルコール度数 | 保存方法 | 飲み方 | 化粧箱 | 仕込水/割水 |
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甕・タンク | 43.0% | 常温 | ロック・ストレート・水割り | 紙箱 | 硬水 |
¥3,300
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